VPN INTRUSION ・ ランサムウェアの侵入経路 約5割がVPN機器
root@se-curity:~/hacking$ cat ./vpn.md
VPN機器からの侵入とは?しくみ・被害・入られたら・対策
社外から社内へつなぐVPN機器の弱点やパスワードを突いて、
社内のネットワークに入り込む攻撃です。
> VPN INTRUSION の数字
18/36件
ランサムウェアの侵入経路がVPN機器(2026年1〜6月)
- 9/36件リモートデスクトップ
- 8位IPA 10大脅威 2026[組織]「リモートワーク等の環境や仕組みを狙った攻撃」
VPN機器からの侵入とは?
ひとことで言うと
会社の通用口から入られる
VPN機器は、社外から社内に入るための入口です。ここの弱点や甘いパスワードを突かれると、社内の奥まで入られます。
VPN仮想の専用回線/VPN機器社内への入口の箱
3コマでわかる
- 1入口を探す
更新していないVPN機器や、使っていないアカウントを探します。
- 2入口から入る
弱点や漏れたパスワードで、社員のふりをして入ります。
- 3奥まで進む
社内を探り、データを盗んでランサムウェアを動かします。
約5割ランサムウェアの侵入経路に占めるVPN機器
テレワークを入れた会社に多い
更新とアカウントの整理で防げる
どうやって被害にあう?
- STEP 1入口を探す更新していない機器を機械で
- STEP 2入り込む弱点・漏れたパスワード
- STEP 3社内に広がる管理者の権限を奪う
- STEP 4盗んで暗号化ランサムウェアの被害へ
警察庁が被害にあった組織に聞いたところ、ランサムウェアの侵入経路は、VPN機器が約5割を占めました(2026年1〜6月の回答36件のうち18件)。
数字で見る
出典:警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」(2026年9月)/IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」
2026年に公表された事例
6社事例図鑑に載せた会社・団体のうち、この種類にあてはまるもの(公式発表から)
各府省が使う業務の共通基盤「GSS」に、VPN機器の弱点から侵入。職員や事業者など約24.6万件の個人情報が漏えいした可能性
両毛システムズVPNのアカウントを悪用されてランサムウェア攻撃。取引先のお客さまや社員などの個人情報が漏れたおそれ
フェースグループVPN機器から侵入されランサムウェア被害。ECサイトの発送が6月24日まで止まり、お客さまのIDやパスワードを保存したサーバーにも侵入
本社のファイルサーバーがランサムウェアで暗号化され業務停止。侵入経路はVPN、個人情報が流出した可能性
白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃。電子カルテが見られなくなり、利用者と家族の個人情報がダークウェブに公開
日本医科大学武蔵小杉病院のナースコールのサーバーにランサムウェア攻撃。患者約13万人の氏名・住所などが漏えい
被害にあったら、最初にやること
- 1メーカーの発表を確かめる
自社の機器とバージョンが、公表された弱点に当てはまるか確かめます。
- 2更新し、パスワードを変える
更新を入れ、VPNのパスワードをすべて変えます。使っていないアカウントは消します。
- 3入られていないか調べる
VPNのログイン記録で、見慣れない接続がないか確認します。
- 4怪しければ専門の会社へ
入られた疑いがあれば、社内に広がっていないか調べてもらいます。
- 5被害があれば通報・報告
警察へ相談し、個人情報が漏れたおそれがあれば個人情報保護委員会へ報告します。
更新しても、更新前に盗まれたパスワードは使えたままのことがあります。パスワードも必ず変えます。
被害にあったときの手順をくわしく →いまからできる備え
対策のサービスを比べる
よくある質問
VPN機器とは?
社外から社内のネットワークに安全につなぐための機器です。テレワークや拠点どうしの接続に使われます。
なぜ狙われるのですか?
インターネットに向けて開いている入口なので、外から見つけやすく、入られると社内の奥まで進めるからです。
更新していれば安全ですか?
更新は欠かせませんが、それだけでは足りません。パスワードの変更、二段階認証、使っていないアカウントの削除を合わせます。
小さな会社でも関係ありますか?
あります。ランサムウェアの被害は中小企業が多く、その入口の多くがVPN機器です。
VPNをやめたほうがいいですか?
使い方を見直すのが先です。社外からの接続が多いなら、入口の箱に頼らないゼロトラストの仕組みへの切り替えも選べます。
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